三井不×青木茂建築工房「リファイニング建築」 築47年賃貸を39戸に再生 新築相場より5%割安、テナントも誘致
住宅新報 2024年3月19日 号 4面

三井不動産は、青木茂建築工房(東京都港区)が提唱する「リファイニング建築®」を活用した老朽化不動産再生コンサルティングサービスに取り組んでおり、このほど築47年の旧耐震賃貸住宅「インスタイルレジデンス本駒込」(写真)を竣工させ、3月14日に報道陣向けに内覧会を開催した。
建物の規模を維持するとともに、建物デザインに影響の少ない耐震補強を実施。既存の躯体を再利用することで解体工事と新築工事が不要となることで、工事費の低減と二酸化炭素(CO2)排出量の削減を実現した。同物件は、地下鉄の本駒込駅とJR山手線の田端駅から徒歩11~12分の立地で、規模は鉄筋コンクリート造地上7階地下1階建て。築47年(1977年竣工)の旧耐震であり、建て替えれば規模の縮小が免れなかったが、再生により現行規模を維持し、総戸数が従前から5戸増えて39戸となった。従前は1フロア当たり6戸の構成だったが、現代の賃貸ニーズを踏まえながら1フロア当たり7戸に増設するとともに、地上1階と地下1階部分には医療系店舗と室内ゴルフレンジの誘致が決まっている。
入居者のターゲットはディンクスで20代後半から30代前半。昨年末から入居募集を始め、現在申し込みベースでほぼ満室という。間取りのボリュームゾーンは2DK(21戸)で、1LDK(14戸)、2LDK(4戸)が続く。専有面積は35~55m2。周辺の新築相場より5%ほど安い水準で家賃を設定して13万~21万円(管理費込み)という。賃貸オーナーは「祖父が将来のために建てた賃貸住宅で、建て替えがうまくいかず防塵(じん)処理をして再生することにした」などと述べた。三井不動産レジデンシャルリースにサブリースする。
























