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スタンダード会員限定廣田 信子の紙上ブログ No.410 マンション管理応援歌 修繕積立金の大幅値上げができた理由

住宅新報 2024年4月2日 号 5面

連載: 廣田信子の紙上ブログ マンション管理応援歌

廣田 信子の紙上ブログ No.410 マンション管理応援歌 修繕積立金の大幅値上げができた理由

 修繕積立金の見直しをしていないマンションでは、思い切った値上げが必要になります。先日、お話を聞いた築20年の千葉県のマンションでは、見直しで30年後まで均等割りにした結果、400円/m2を超えたと言います。それまでの3倍近い金額です。80m2の住戸の場合、修繕積立金は3万2000円、管理費を入れて5万円、それに駐車場使用料が加わるので6万円を超える費用になります。それが総会決議されたと聞き、ちょっとびっくりしました。その方は、「修繕計画に基づいた、まとまった管理費等を支払わなくてはならないが、それを良しとする人しか買わないので、入居者の質を守れるから悪くない」と言います。

将来価値に影響

 どういうことかと言うと、「管理費等が安いマンションは、それを良しとして購入する人が多くなるので値上げには反対する。結局、修繕積立金の値上げができないまま、今後も過ぎ、マンションの将来的な価値を下げることになる」と言います。今回、管理会社が長期修繕計画標準様式・作成ガイドラインの改定を受けて、30年の計画を作り直しました。そして、思い切って、今後のことを考え均等積立方式の採用を提案したのです。その真剣度に効果があったようです。築20年はぎりぎりのタイミングだったと思います。

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