廣田 信子の紙上ブログ No.411 マンション管理応援歌 定借マンション、50年後を考え未来を見る
住宅新報 2024年4月9日 号 5面

今回、マンションコミュニティ研究会の勉強会で、旧借地権マンションの建替えの大変さを学びました。借地権は、1992年改正以前の「旧法借地権」と「新法借地権」に分けられ、新法の大多数は「定期借地権」です。
今回、これを機会に、これまで借地権マンションについて学んだことを整理しました。18年には旧法の借地権マンションが頑張っている話を聞きました。その後19年12月のフォーラムでは、「定期借地権」を扱いました。「マンションの終わりを想定した管理組合運営の意味を考える~定借マンションの住民意識から学ぶ~」というテーマでした。今思うと、コロナ禍の直前でした。その後、このようなオープン会場でのフォーラムは行っていませんから感慨深いです。このフォーラムの趣旨は、「マンションの建物も管理組合もいずれは終わりを迎える。最後を考えることはタブーではなく、選択肢を検討して自分の意思で選択する過程で、積極的に未来を考えることにつながるのではないか」というものでした。定められた契約期間(50年以上)の満了後は、原則、更地にして土地を返却しなければなりません。基調講演は、明海大学の周藤利―教授が務めて下さいました。周藤先生は、その後急にお亡くなりになられ、この時の元気な姿が懐かしいです。
パネルディスカッションの中で紹介されたマンションの一つは50年契約で、「原則、契約期間の終了日までに更地にして土地を引き渡す。ただし、地主が契約期間終了の2年前までに、建物を解体せず現状のまま譲り受けることを希望した場合は、地上権者は建物の解体義務を免れる」という契約になっています。
























