YKKAPの防火扉、不正受験で取り消し 国交大臣認定
住宅新報 2024年7月30日 号 2面

国土交通省は7月23日、YKK APの製造・出荷した一部の特定防火設備(片開き戸)について、不正な手法により遮炎性能試験を受験し、国土交通大臣認定を受けていたとして、同日付で同認定を取り消した。同社の報告により発覚した。同省は併せて、改修の実施等の対応を行うよう指示している。
同社は23年4月、国交大臣認定に適合しない特定防火設備(片開き戸)を07年12月まで製造・出荷していた旨を同省に報告しており、同省は原因究明等の調査を指示していた。これを受けて同社が調査を行ったところ、報告済みの認定不適合とは別に、申請仕様と異なる試験体を用いて同試験を受験していたことが判明したとして、同社が24年7月16日に同省へ報告した。
今回の事案の対象となる特定防火設備が設置されている建築物は住宅等117棟で、扉の数は981セットとなり、96年4月から07年12月に取り付けられた。不正の内容は、ガラスを押さえる骨材の曲げ角度をガラスが脱落しにくいように変更するなど、計7項目。同社は今後、当該設備の設置物件所有者に連絡し、改修を行う方針を示すほか、一般顧客向けと建築・設計関係者向けの相談窓口をそれぞれ設置している。
























