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スタンダード会員限定制度創設から32年 新時代の定期借地の意義 全国定借協が講演会

住宅新報 2024年8月20日 号 5面

マンション・開発・経営
  • 制度創設から32年 新時代の定期借地の意義 全国定借協が講演会

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 全国定期借地借家協会(大木祐悟理事長)は8月5日、東京都中央区で「今だから知る!学ぶ!定期借地権講習会」を開いた。制度誕生から32年を迎えた定期借地権について、勝木雅治氏(NPO首都圏定借機構理事長)が「新時代の定借パワー~定期借地権の現代的意義」、大木理事長が「30年を経過して見えてきた定期借地権の課題とこれから」と題して講演した。

 勝木氏はまず、定期借地権の機能や効用を5つに分けて説明した。中でも「土地の所有と利用を分離できる」機能の有効性を強調。シャッター街になってしまった商店街で、利用アイデアを持つ若者と地主を結び付けることで再生に成功した事例などを紹介しながら、「土地の利用は所有者から利用権限を引き離して、利用する能力を持った人、利用する意欲を持った人に委ねることができれば経済的に有効である」「定期借地権には所有権では得難いパワーがある。これを使って、新しい日本を創っていくことになる」と述べた。

 続いて登壇した大木氏は、実務家の立場から定期借地権の活用方法や推進する上での課題を語った。定借ビジネスの今後として、「程度の良い中古住宅の2次流通にも使える」と述べた。借主は建物のみを取得し(必要な場合はリフォームで対応)、土地は定借を設定して借り受けるという方法だ。更に、「この考え方は空き家対策に利用可能である」と指摘。つまり空き家を比較的安価に購入することができれば、中間所得層が複数住宅を所有できる。「大都市圏から100~150キロ圏であれば週末住宅や大規模災害時の避難先として利用することが可能だ」と提案した。

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