三鬼商事 都心5区ビル市況 空室率4%台、5カ月連続で低下 賃料も上昇で渋谷区がトップ
住宅新報 2024年11月12日 号 4面

オフィス仲介大手の三鬼商事は11月7日、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス市況を公表した。それによれば、10月末時点の平均空室率は4.48%(前月比0.13ポイント低下)となり、5カ月連続で空室率が低下した。大型契約が少なかったことや、拡張や分室需要など成約の動きが見られ、都心の空室面積は1カ月間で約1万800坪減少した。
エリア別に見ると、渋谷区が前月比0.07%上昇し、3.94%だったが、残りは全て低下した。最も空室率が低いのは千代田区で2.48%(同0.14ポイント低下)となり、最も空室率が高いのが中央区の5.80%(同0.05ポイント低下)だった。新宿区は4.44%(同0.05ポイント低下)だった。
港区の空室率は、5.71%(同0.26ポイント低下)と改善して2カ月連続で5%台を維持した。この1年間空室率が最も高かったワーストから脱した。同区では、大型ビルの成約が進んだことが空室率の低下につながった。市場関係者は、「この1年間を見ると、コロナ禍が過去のものになったのが大きい。コロナ渦中では、企業が大規模なリモートワークにシフトして大型の空室が出たが、それが落ち着いた」と話す。
























