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スタンダード会員限定廣田 信子の紙上ブログ No443 マンション管理応援歌 小規模で借り入れが多い共用部分リフォーム融資

住宅新報 2024年12月3日 号 5面

連載: 廣田信子の紙上ブログ マンション管理応援歌

マンション・開発・経営
廣田 信子の紙上ブログ No443 マンション管理応援歌 小規模で借り入れが多い共用部分リフォーム融資

 住宅金融支援機構のマンション共用部分リフォーム融資の23年度の結果が発表されました。受理件数は513件。融資総額は195億8200万円で、過去最高でした。20年以降毎年増加しています。築年数別の受理件数では、圧倒的に築13年~16年が多くなっています。1回目の大規模修繕工事で資金が不足したものです。大手の分譲会社だったら最初に基金を徴収して、1回目の大規模修繕工事までは、何とか資金が持ち、その後大きく費用が不足するような計画になっているところが多いと思います。それが1回目の大規模修繕工事から資金不足になる計画で、5年目の見直しでも修繕資金不足に気がつかなかったということになります。それでも1回目の大規模修繕工事で気づいて長期修繕計画を見直し、それに合わせて修繕積立金の改定を行うと、2回目は借り入れをしなくても工事が可能となります。その時期にも気づかず、大規模修繕工事もしないまま30年、40年たってしまうこともあります。小規模マンションでは考えられることです。それらが管理不全マンションの予備軍となります。

 工事費用に占める融資利用割合は、平均49.5%。また、過去5年間では40戸以下が57.8%で、規模が小さいマンションでの利用が多いのです。戸当たり工事費用は、小規模マンションほど大きいことが確認できます。20戸以下では168.7万円、21~40戸では142.3万円、101戸以上では115.6万円となっています。したがって、小規模マンションを購入するときは、修繕積立金が多く必要なこと、その費用を積み立てないとだめだということを覚悟しておくことが必要だと思います。

管理不全にしないために

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