知って得する建物の豆知識 390 左官壁 世界で一つだけの壁 可能に
住宅新報 2024年12月10日 号 9面
連載: 知って得する建物の豆知識
室内壁の仕上げはビニールクロスが主流です。これは色柄が豊富なこと、コストが安価なこと、施工が早いことなどが主な理由ですが、特殊なものを除き、厚さが1ミリ以下と薄いため、張り上げた当初から安物感が出てしまいます。また、一定の幅で張るために、どうしても継ぎ目が出てしまい、時日を経ずして継ぎ目の色が変わり、安物感を更に加速させますし、場合によってはそこから剥離が始まります。
そこで、最近人気が高まってきたのが左官壁です。左官壁は、その素材や仕上げ方によって様々な種類があります。それぞれに特徴や魅力があり、空間の雰囲気を大きく左右しますが、何といっても一体的に仕上がるため継ぎ目がなく、リッチに仕上がります。また厚みが最低でも数ミリ以上ありますので、ビニールクロスのようなペラペラ感はありません。
左官壁の主役は漆喰壁です。主成分は消石灰で、自然素材ならではの温かみと調湿効果が特徴です。表面を滑らかに仕上げるだけでなく、様々な模様やテクスチャーを表現することもできます。

















