阪神・淡路大震災からの30年 (2)旭化成ホームズ 高層ビルの制震技術を導入 大空間設計や大開口部と両立
住宅新報 2025年2月4日 号 14面
旭化成ホームズも、阪神・淡路大震災を機に、8年を掛け、独自の制震構造の開発に取り組んだ。同社は2003年、工業化住宅として初めて、鉄骨軸組構造の3階建て商品の構造体に、超高層ビルなどで使用されてきた制震技術を導入。翌04年には標準仕様化した。
同社は主要構造部材ではなく「高耐震フレーム」を変更。地震時に応力が集中する部分に、極めて靭性(粘り強さ、変形能力)に富み、高層ビルの制震ブレや制震壁、せん断パネルなどに利用されている鋼材を採用した「制震フレーム」を導入することで、地震エネルギーを効率よく吸収し、躯体の構造部材への負担を軽減した。
この技術によって、従来の「高耐震フレーム」より少ない数のフレームで同等の耐震性を確保しつつ、耐震強度と大空間設計や大きな開口部といった両立の難しい要素を解決。耐震性能を保ちつつ設計自由度の高さを確保した。その後、13年には構造躯体も強化した。
















