定借マンション急増? ~背景に何が~(中) 一定高額層が積極購入 一等地に割安感不要
住宅新報 2025年4月1日 号 4面
三井不動産レジデンシャルも定借マンションを数多く手掛けている。23年には「パークコートザ三番町ハウス」(東京都千代田区、販売対象戸数145戸・現在販売中)、「パークホームズ四条河原町」(京都市下京区、同75戸、完売)、24年には「パークコート青山高樹町ザタワー」(東京都港区、同55戸、販売中)、「リーフシティ市川ザタワー」(千葉県市川市、同674戸、販売中)を供給。25年も前記物件の販売に加え、「パークタワー渋谷笹塚」(東京都渋谷区)、「パークホームズ入谷」(東京都台東区)の販売が加わるという。
大手ディベロッパーを中心に業界全体でも定借マンションが増え始めた背景には何があるのか。前号では「地代一括前払い方式」の普及が広まっていることを指摘したが、もう一つは一定高額層が「超一等地に住むには定借マンションが有望」という認識を持ち始めたことだ。
「地代一括前払い方式」の利点に気付いた個人地主や企業、更には神社やお寺、自治体、国立大学法人などが次々に都内の一等地を定借で供給し始めている。そこで供給される分譲マンションが超高額にもかかわらず富裕層の間で売れている。富裕層であればあるほど、定借も所有権も関係ないからだ。そのため、ある不動産会社の担当者はこう話す。「超一等地であれば定借でも割安感を出す必要はありません」。

























