ひと 波瀾万丈人生が今を築いた 首都圏中高層住宅協会会長に就任したニッテイHD会長 入澤 智文 さん
住宅新報 2025年6月3日 号 2面
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ドラマチックな人生だった。中高生時代は不良と呼ばれ、沖田浩之氏らと共に竹の子族を立ち上げて一世を風靡(ふうび)。高校も中退し、350人を束ねるリーダーとしてストリートダンスに明け暮れた。だが松下幸之助翁の自伝を読んだのを機に学び直し、大検に合格、大学に進学した。24歳新卒でニッテイに入社した時には、3歳の娘の父親だった。がむしゃらに働いた。半年後には販売成績1億円を達成して見せた。
職場に存亡の危機が襲いかかったのは10年後のバブル崩壊の時。経営陣の若返りを一気に図って、活路を切り開くことに。34歳の自分に白羽の矢が立った。家族に相談すると、母は反対したが、末期の癌を患う父は「不良だったお前が認められるんだったら頑張れ」と励ましてくれた。父は息子の社長就任を見届けて間もなく他界した。
世襲でもない若社長の誕生は業界でも話題になったが、社内には冷めた目もあった。「どうせやるなら不退転の決意を見せて、先輩たちを納得させてやろう」と思い立ち、なんと会社の負債のうち70億円を個人保証することに。その後、会社は見事によみがえり、社史を存続させた。























