ADワークスグループ 成長戦略 系統用蓄電所を本格展開
住宅新報 2026年6月23日 号 5面

ADワークスグループは、系統用蓄電所事業を中長期的な成長事業とし、本格的に展開する方針を明らかにした。再生可能エネルギーの導入拡大を背景として、電力需給の調整機能を担う蓄電所への需要が高まっている。市場形成期からの早期参入で競争優位を確立し、新たな収益基盤の構築を目指す。
同社によると、国内の蓄電所ビジネス市場は、24年度の450億円から30年度には4240億円へ拡大する見通しで、年平均の成長率は、45.3%に達する。こうした成長市場を見据えて、収益不動産事業で培った用地取得力や権利調整力を生かし、用地の選定から系統接続、運用までのノウハウを蓄積する。案件の取得や、事業パートナーとの連携強化を図り、競争力向上の好循環を形成していく。
具体的な事業が着実に進んでいる。三重県松阪市の第1号案件『ADW三重松阪市蓄電所』が稼働中で、需給調整市場(一次調整力)での取引を開始し、複数市場を活用する運用体制を整えた。熊本県益城町、鹿児島市でも開発を進める。新たに熊本市、宮崎県日南市、三重県多気町で用地を取得し、累計6カ所まで拡大する。26年中に10カ所の用地確保を目標に掲げる。
























