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幸福論的「住宅論」

〝ハード〟である住宅を、幸福という目に見えない〝ソフト〟の問題として論じてみたい。なぜなら日本は、住宅を面積や耐震性、最新設備など物理的側面から見ることが多い。にもかかわらず、住宅を購入する根源的動機については「家族が幸福になるため」と臆することなく語る。ハードをハードとして評価することが、どうして幸福という目に見えない微妙なソフトを手に入れることにつながるのか。その〝落差〟を埋めないかぎり、日本人は決して幸福にはなれないと思うからである。 

記事一覧

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇40 住まいとは何か 生きている理由を感じる場所

単なる拠点か 「住宅を生活のための拠点」 と言ってしまうと、住宅と生活とは別物で、住宅は生活を維持していくためのツールということになる。その時々の「ライフスタイルに応じて住まいを選択する」と言った場合も同じことであろう。 それに対して、住宅…

総合

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇39 新・ビジョンによせて 人口減少社会担う不動産業とは

これからの不動産業のあるべき姿を描いた「新・不動産業ビジョン2030」の骨格がまとまった。 様々な変革が予想される今後10年程度の不動産業ビジョンとして27年ぶりの改定となる。その第三章「不動産業の将来像」の筆頭にあるのが、「豊かな住生活を…

総合

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇37 住まいと脳の関係 人生で最も長い時間がそこにある

住まいと脳の関係についての研究が進んでいる。積水化学工業住宅カンパニーグループの住環境研究所と生涯健康脳住宅研究所はこのほど、「睡眠状況に関する実態調査」の結果を発表した。それによると、(1)睡眠に満足している人の割合は66%しかないこと(…

総合

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇36 共有すべき価値観 今やハードでも、経済性でもない

18年4月に法制化されたインスペクション(建物状況調査)が注目を集めているが、インスペクションにも限界があることを忘れてはならない。インスペクションを実施して瑕疵や不具合がないと診断されても、それはあくまでもその時点(インスペクション実施時…

総合

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇34 アランとアドラー 言葉が感性を刺激する

住まいの本質を本気で見極めようとするなら、住まい以前にそもそも「人間とは何か」を知らなければならない。人間とは何かを知らなければ、本当に生きているとはいえない。本当に生きるということがなければ、住まいの大切さに気付くこともないからである。 …

総合

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇33 「所有」と「利用」ーーその特性 賃貸は春風に乗って

これからの住宅・不動産市場を支配する潮流が「所有と利用の分離」「ハードよりもソフト」「フローからストックへ」という3つの流れになることは既に述べた(1月15日号・第26回)。 そして、所有と利用の分離が進めば所有と利用が対等の関係になり、利…

住まい・くらし

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇32 業界の進化とはなにか 個人や企業が為すわけではない

庭に山茶花が咲いている。その山茶花がツバキ科という種の一個体であるように、私もヒト科の一個体として生きている。この世の生物界における個体は、個体として存在すること自体が種の維持存続・進化に貢献しているというのが自然生物学界における常識だ。そ…

総合

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇31 販売戦略と顧客ファースト 真実は〝現場〟にあり

住まいと幸福には密接な関係がある。しかし、住まいを提供する事業者が一歩間違うと、ユーザーや投資家(オーナー)を不幸に陥れる。〝かぼちゃの馬車事件〟然り、レオパレス21の「施工不良問題」然りである。この2つの事件に共通していることは、賃貸住宅…

総合

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇26 生き方・新流儀 (下) 感性を磨けば人生が変わる

住宅市場で「所有と利用の分離」が進めば、「家は日々の暮らしを楽しむためのもの」と考える人が多くなる。そして、ハードではなく暮らし(ソフト)がより重要ということになれば、住まい探しは「新築にこだわる必要はないのではないか」と考える人も多くなる…

総合

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇25 生き方・新流儀 (上) 自宅を資金化し〝第二の人生〟

所有と利用を分離 「所有と利用の分離」は不動産の古典的概念だが、超高齢社会と低成長経済を背景に〝背水の陣〟とも呼ぶべき新種の活用方法が登場してきた。その典型が「自宅のリースバック」である。というのも、これまで「自宅」は所有が最終目標(理想形…

総合

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多信博 ◇24 ホームステージングの〝妙〟 ユーザーの創造力を引き出す

米国から導入 最近はホームステージングという販売手法が注目を集めている。住宅の販売に際し、単に〝リフォーム済み〟と謳うだけでなく、カーテンやテーブル、ソファなどを使って〝暮らしの風景〟を演出してみせる手法をいう。野村不動産アーバンネットが米…

住まい・くらし

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇23 住宅弱者への貢献 〝人間産業〟への一里塚

国の未来のかたちが定まらないのに、どうして不動産業の未来が展望できるだろうか――と前に書いたが(第20回=11月20日号)、未来が定まっていないからこそ、業界が自ら未来を創ることができるともいえる。これからの不動産業が〝人間産業〟を目指さな…

住まい・くらし

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇22 不動産業の変身 一期一会から、終身の誠意へ

日本の労働者不足を補ってくれる外国人労働者の本格的受け入れが始まれば、住まいの提供が喫緊の課題となる。特定の熟練技能者になれば家族を呼び寄せ、事実上永住できる道も生まれるようだ。 特にそうした人たちには、働くための住まいというより、人として…

住まい・くらし

スタンダード会員限定幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇21 人々が家を求める理由 自分以外の誰かがそこにいる

人々は幸福を求めている。そして、そのための具体的手段として〝家〟を持とうとする人が多い。それはなぜだろうかとずっと考えてきた。その答えがようやく分かりかけてきた。 家は多くの場合、自分だけではなく、自分以外の誰か(恋人や家族であることが多い…

住まい・くらし

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