幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇25 生き方・新流儀 (上) 自宅を資金化し〝第二の人生〟
住宅新報 2018年12月25日 号 13面
連載: 幸福論的「住宅論」

「所有と利用の分離」は不動産の古典的概念だが、所有が最終目標だった「自宅」にその概念を適用する発想はこれまでなかったもの
所有と利用を分離
「所有と利用の分離」は不動産の古典的概念だが、超高齢社会と低成長経済を背景に〝背水の陣〟とも呼ぶべき新種の活用方法が登場してきた。その典型が「自宅のリースバック」である。というのも、これまで「自宅」は所有が最終目標(理想形)で、せっかく所有した自宅について所有と利用を分離するという発想は誰も抱かなかった。
ところが、高齢者の資金調達ニーズの増大と多様化で、ハウスドゥなどがビジネス化に成功し、急成長を遂げている。この自宅のキャッシュフロー化こそ、これからの不動産業を支える大きな柱となる可能性がある。なぜなら、高齢者の自宅に限らず、高齢者亡き後の空き家は増加の一途をたどっており、「民泊」「戸建て空き家の時間貸し」など様々なビジネスモデルの登場が予想されるからだ。























