不動産学の魅力 明海大学不動産学部 第114回 高輪ゲートウェイシティの再開発 都市計画の在り方を再確認
住宅新報 2026年9月1日 号 7面

新垣悠河 不動産学部 2年
高輪ゲートウェイシティの見学を通して、近年の都市開発が単なる再開発ではなく、多様な機能を集めた都市空間へと変化していることを実感した。駅を中心としてオフィス、商業施設、ホテル、住宅、文化施設が全体的に整備されており、交通の拠点としての役割だけではなく、人々が働き、交流して滞在する複合的な都市空間として設計されているところが特に印象的だった。
見学の中で最も興味をもったのは、都市開発において環境への配慮やデジタル技術の活用が積極的に取り入れられているところである。緑地や広場を多く設けることで都市環境の快適性を高めるだけでなく、エネルギー利用の効率化やスマートシティ技術の導入によって、持続可能な都市の実現を目指していることが分かった。
一方で疑問に思ったこともある。それは、このような大規模再開発によって地域に住んでいた人々や昔からある商店街との関係がどのように変化していくのかという点である。地価や家賃の上昇によって地域の雰囲気が変わってしまう可能性もある。都市は新しくなることだけが重要なのではなく、その土地が持つ歴史や文化、地域住民とのつながりをどのように残していくのかも重要な課題であると感じた。
















