今週の糸口 中古が地価を上げる
住宅新報 2012年12月4日 号 15面
連載: 今週の糸口
地価は何によって上昇するのか。明海大学名誉教授の伊豆宏氏は、金融の緩和、住宅着工の増加、住宅地の供給減少、更に中古住宅流通の増加を挙げる。
注目すべきは中古住宅流通の増加だ。中古の取引が増えれば、売主による住み替え需要が増大するため、地価が上昇するという。ということは、現在進められている流通市場活性化プランが日本経済に大きく貢献することになる。
私は中古住宅流通市場の活性化には、かねてから素朴な疑問を持っていた。市場活性化というからには、中古住宅の価格が上昇しなければならない。株式相場も株価が下がり続けていたら、たとえ取引高が増えていたとしても〝活性化〟とは言わない。

















