今週の糸口 時代を担う 2 中古市場を把握するデータは?
住宅新報 2013年10月8日 号 23面
連載: 今週の糸口
折に触れ、気になることがある。中古住宅の流通戸数である。あらためて整理してみよう。
最もポピュラーな住宅土地統計調査(5年ごとに実施)によると、08年は17.1万戸だった。一方、不動産流通経営協会(FRK)は、法務省の所有権移転登記件数から割り出す方法で08年は46.9万戸としている。住宅土地統計調査の2.7倍にもなっているのは、個人だけでなく法人による取得件数や借家中古の売買なども加わっているからである。
また、所有権移転登記ではなく、不動産取得税の件数から予測するものもある。明海大学名誉教授の伊豆宏氏が発表しているもので、08年は51.1万戸だった。こちらがFRKの数字よりもこの年に限らず多くなっている理由は判然としないが、10年はFRKの50.2万戸に対し伊豆氏データも50.8万戸と極めて近い数値になったこともある。
















