今週の糸口 ◇92 満室経営への第一歩とは
住宅新報 2014年5月13日 号 11面
連載: 今週の糸口
これからの賃貸住宅経営は難しい。今でさえ、空室の増加が続いているのに、今後は主たる顧客層である若年人口が減少していくからだ(2面社説参照)。
とはいえ、土地を多く持つ資産家にとって効果的な節税対策といえばやはり賃貸住宅の建設が本流である。相続税や固定資産税の評価方法がそうなっているからだ。
ただ、いくら節税効果があるといっても、今後は賃貸住宅経営自体が収益を生まなければ、土地所有者といえども破たんしかねない。建設資金は30年の長期銀行ローンで調達するのが一般的である。空室増加で家賃収入が大幅に減れば返済が滞り、差し押さえという事態もあり得るだろう。
















