今週の糸口 ◇97 将来、賃貸住宅が不足する?
住宅新報 2014年6月17日 号 11面
連載: 今週の糸口
社会はたえず変化しているから、その時代に生きている人たちにとって、社会は常に〝変革期〟にある。大事なことは、世の中の風潮に惑わされることなく、その変化の方向やスピードを冷静に、なるべく正確にキャッチすることである。
賃貸住宅市場の未来を予想するとき、分かっていることは「若年人口が減り、高齢者人口が増える」ということである。だから、今後は賃貸住宅の需要が減少し、空室問題は一層深刻化するのではないかと懸念されている。
しかし、ある大手賃貸住宅メーカーは、08年から30年までの22年間に必要となる貸家の新規供給戸数は890万戸で、年平均約40万戸と推計している。現在、貸家の着工戸数は13年度が37万戸、12年度は32万戸だったから、40万戸に届かず供給過剰どころか、むしろ供給不足となっている。この新規供給必要戸数は、過去のデータから賃貸住宅の滅失数や賃貸住宅に住む世帯数の推移などを予測し、算出した数値である。
















