今週の糸口 ◇98 長期契約狙える定期借家
住宅新報 2014年6月24日 号 24面
連載: 今週の糸口
アットホームの調査によると、13年度首都圏での定期借家権による成約件数は6495件で、前年度に比べ5.2%減少した。このため、普通借家権を含めた全成約件数に占める比率は2.6%と前年度比0.2ポイント下落した。つまり定期借家権は一向に普及の兆しを見せていない。それどころか、かえって後退しているかのようだ。
普及阻む誤解
その理由は、「定期借家権は普通借家権よりも入居者の権利が弱く居住の安定が図れないから、定期借家権での契約は入居者から敬遠されてしまう」と仲介会社や家主が考えていることにある。いわゆる「正当事由制度」というもので普通借家権の場合、家主が入居者の意思に反し退去してもらうためには正当事由がなければならず、裁判で争っても認められる例は少ない。















