今週の糸口 ◇99 住文化創造(上) 社会インフラとなる賃貸
住宅新報 2014年7月1日 号 11面
連載: 今週の糸口
富士山が世界文化遺産に登録されたが、文化とは何だろうか。誰もが認める価値、あるいは価値を創造しようとする行為のことではないか。では、誰もが認める住まいの価値とは何か。
現代社会が抱く住宅についての共通認識は〝内需拡大の柱〟くらいだろうか。今回の消費税増税に際し、政府は駆け込み需要とその反動によって景気が落ち込まないよう住宅ローン拡充と「すまい給付金」という措置をとった。業界も高く評価した。
つまり、住宅建設とその取得による経済波及効果については十分な共通認識が形成されている訳だが、肝心の住宅本体に関する価値観が育っていない。
















