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プレミアム会員限定明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第383回 レトロなタイル張りの建物 改修で価値高めてほしい建物

マンション・開発・経営
  • 山本 麻郁 不動産学部4年

    1 / 2山本 麻郁 不動産学部4年

 【学生の目】

 晴天の中、オフィスと住宅が混在する街を歩いていると、外壁が印象的な建物に出合った。白く塗装した4隅のコンクリート以外はタイルが貼られている(写真)。エレベーターがない5階建てのラーメン構造で、住宅として使われているようだ。

 タイルは、光沢のあるどこか懐かしい茶色で、太陽の光を浴びて食器のようにつやつやと光っていた。タイルには磁器質・せっ器質・陶器質の3種類があり、外壁には耐候性が高く吸水率が極めて低い磁器質か、十分に焼き締めたせっ器質タイルを用いる。調べると、茶色のタイルは昭和30年代後半から40年代に普及した磁器質タイルで釉薬(ゆうやく)を施した施釉タイルと分かった。当時はタイルの種類が少なく、色やパターンも限られていた。広く普及した時代を象徴するタイルである。

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