明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第396回 異文化が融合するヴォーリズ建築 多様な人がアレンジし継承
住宅新報 2021年8月17日 号 4面
【学生の目】
大学生活4年目を迎えた最後の夏休みに、滋賀県近江八幡市を訪れた。同市は琵琶湖東岸に位置し、安土城や八幡堀などのほか近江商人が活躍したことでも知られる、日本の歴史を今に伝える風情あるまちである。現地調査の暑さを凌ぐ場所を探す中で、住宅街に店を構えるカフェにたどり着いた。敷地前面の生垣の端に小さな看板と漆喰塗りのゲートがあって、隠れ家のようになっている。
ゲートの正面に立つと、中にもう一つ同じ造りのゲートがあり、和風庭園と乱張りした石の通路が続いている。建物はおいしいフルーツパフェを食べることができるよう古い民家をリノベーションしている。既存の建物を真新しいカフェにしている点がこの建物の第1の融合である。

























