メガバンクグループ、成長アジアへ出資拡大 デジタル知見吸収
メガバンクグループが成長著しいアジアの商業銀行やノンバンクなどへの出資を拡大している。デジタル領域で先行する出資先のノウハウを吸収し、収益力強化につなげる狙いがある。
2023年中に中国の人口を抜いて〝世界一〟に躍り出るインド。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の三菱UFJ銀行は4月、現地でデジタル金融サービスを提供するノンバンク「DMI Finance(DF)」への出資契約締結を公表した。インドでは法人融資に取り組んできたが、出資を通じて消費者向けのデジタルレンディングの知見を取り込む方針。DF社はサムスンやグーグルなど世界有数のパートナー企業の顧客を獲得する「BtoBtoC」を事業モデルとし、審査からローン実行、回収に至るプロセスをデジタルで完結させる。銀行サービスが受けられない層への対応にも強みがあり、MUFGが志向する金融包摂にも合致する。
こうしたDF社のノウハウや強みをアジアで先行出資するベトナム、タイ、フィリピン、インドネシアの商業銀行4行にも移植し事業成長につなげる。MUFGは今後もアジアのパートナーバンクから得られる情報やネットワークを通じて新規投資に役立てる方針だ。





















