ESG債国内市場、5兆円規模に 多様化で発行機運高く 「グリーン以外」5割へ
国内ESG債市場の拡大が顕著だ。気候変動関連のESG債発行残高は2022年度末に5兆円に達し、21年度末に比べ1兆8000億円伸長。グリーンボンドが浸透し始めた3年前(19年度末)の6倍を上回る。「サステナビリティ」「トランジション」といった発行類型の多様化が起債機運を高め、市場全体に占める〝グリーン以外〟のシェアは5割に迫る。
ESG債市場残高の増加額は毎年高まっている。要因は「グリーンボンドではない」環境関連社債だ。特に、サステナビリティボンドの発行残高は22年度末で1兆4000億円と3年で20倍に増えており、グリーンボンドの20年度末残高に匹敵する。
足元で急伸するのがトランジションボンド。石油・石炭など化石燃料への依存度が高い国内事情が背景にある。段階的な脱炭素への移行を計画する海運や航空、エネルギー業界の発行が目立つ。業種のすそ野は広がり、3000億円規模に拡大した。






















