SMBC信託銀、不動産業が黒字化けん引 グループ連携しCRE戦略
SMBC信託銀行の不動産ビジネスが好調だ。SMBCグループ間の連携や人員増により1件当たりの取引規模を拡大させる戦略に注力。2022年度は不動産マーケットの活況も追い風となり、不動産仲介手数料は前年度比約50%増加。大幅増益がけん引する形で、13年10月の発足以来、純利益ベースで初の黒字化に結びついた。
不動産ビジネスの主な収益源は不動産仲介手数料。収益力向上に向けて、取り扱う不動産1件当たりの規模拡大を課題としていた。手数料は物件価格に比例するが、事務手続きなどの手間はほとんど変わらないため、物件が大口化するほど収益性が高くなるからだ。
転機となったのは、SMBCグループが20~22年度の前中期経営計画で不動産ビジネスに本腰を入れたことだ。SMBC信託銀をライン長に据えた「ビジネスライン」を形成し、グループ全体で取引先が不動産価値向上に取り組めるよう「CRE(企業不動産)戦略」の提案に注力。顧客の同意を前提に、同行が三井住友銀行の取引先に不動産売買などの提案を行うなど、グループのネットワークを活用することで販路を広げてきた。






















