開眼 若者よ、付加価値の創造主たれ

あれほどの猛威を振るった新型コロナは衰え、世の中は平静を取り戻したようである。5月8日に感染法上の位置づけについて「5類」に移行し、季節性インフルエンザと同じ扱いとなった。新型コロナをどのように恐れ対処したらよいのかさえ分からなかった当時には、想像もつかなったことである。「マスク警察」なる言葉も生まれ、皆が出口の見えないトンネルの中にいた。
あらためて振り返ってみると、心配に思うことがある。コロナが猛威を振るいだしたのは3年前の春先と記憶しているが、皆が外出を制限された。新生活が始まらんとする学生や社会人は、集うことが許されず、キャンパスやオフィスにも通えない。この時期に出会った同級生や同期が、一生の友となることも多々あろうに、仲間とともに夜が明けるまで語りあい議論しただろうか。様々な価値観に触れ、自身の未熟さを不安に思ったり悩んだりといった経験をしただろうか。
私の想像は杞憂(きゆう)であってほしい。この新型コロナと対峙(たいじ)した若者たちは、きっと逞(たくま)しいに違いない。リモート環境で対応する術を持ち、瞬時に情報を収集し、ネット上で仲間を作り新たな価値を創造する。このような動き方はこのコロナ禍で、一気に形づくられ一般化した。チャットやリモート飲み会で夜明けまで語りつくしているのである。





















