【解説】日銀、曖昧さ増す運用見直し 3カ月で「YCC」再修正
「上限」を「めど」とする――。市場とのコミュニケーションを重んじる中央銀行が、厳格さを抑えようと用いた曖昧さに輪をかける「表現」に、イールドカーブ・コントロールからの脱却へ頑な姿勢が伺える。
7月下旬の「修正」から3カ月での「再修正」。植田和男総裁は「副作用を高めることをなるべく避けたい」と目的を訴えつつ、「多少なりとも市場機能の回復につながることがあればいい」と重ねて強調した。
前回の修正時は、物価見通しの上振れなど国内要因を前面に「前もって」の行動を取ったのに対し、今回は米長期金利の上昇が主因。海外要因であっても、長期金利の「厳格な上限」を試そうとする市場に対して先手を打った。明治安田総合研究所の小玉祐一氏は「長期金利目標の事実上の撤廃。ファンダメンタルズに従う限りは上限を決めずに上昇を容認していく」とみる。






















