北海道内金融機関、ラピダス進出に熱視線 道内総生産11兆円押し上げ
9月に北海道千歳市で工場を着工した、次世代半導体の国産化を目指す「ラピダス」(東京都)に、道内金融機関は熱い視線を送る。道内では前例のない、投資額が約5兆円にも及ぶ国家プロジェクトだ。食と観光が中心で製造分野が弱いとされてきた北海道にあって「産業構造を根本から変える可能性がある。地域経済にとっては千載一遇のチャンス」など歓迎の声が広がる。道内金融機関にアンケートを実施(回答数は27機関)し、道内経済に与える期待や不安、各金融機関の営業戦略などについて聞いた。
動き出した巨大事業
「えい、えい、えーい」――。暑さの残る9月、新千歳空港に隣接する工業団地で開かれたラピダスの工場建設の起工式。西村康稔経済産業大臣や半導体関連企業トップ、工事関係者ら政財界の約130人が見守るなか、小池淳義・ラピダス社長は事業成功への思いを込め、鍬入れを行った。日本の半導体産業の復権もかかる国家プロジェクトを前に会場内は関係者の熱気に包まれた。






















