植田日銀1年、市場へ響く正常化の号砲 総力戦で「衝撃与えず」
日本銀行の植田和男総裁が就任して4月9日で1年が経った。金融政策の考え方や運営スタンスを市場へ段階的に織り込ませる手法で、マイナス金利政策の解除やイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)の撤廃を手掛け、5年間の任期序盤で「正常化」の一歩を踏み出した。
「慎重さを保ちながら、新体制の〝色〟を次第にマーケットへにじませてきた」――。ある市場関係者は、植田総裁下の政策スタンスをこう評する。
正副総裁の顔ぶれを新たに発足した植田日銀の船出は慎重だった。四半期ごとに公表される「展望レポート」の物価見通しが物語る。






















