今週の糸口 賃貸住宅も心地よく
住宅新報 2012年10月30日 号 11面
連載: 今週の糸口
大和ハウス工業が賃貸住宅の床材に、従来よりも遮音性能を3倍も高めた新商品を開発し(特許出願中)、段階的に全国展開していくことになった(別掲記事参照)。コストアップは避けられないだろうが、遮音性は住まいの基本性能の一つだけに、同社の決断を高く評価したい。
我が国は、持家と賃貸住宅の質的格差がありすぎる。民間賃貸の1戸当たり平均床面積は、いまだに40m2台から抜け出せていない。もっとも、一世帯当たりの家族数が減少してきているので、今後は面積よりも居住性そのものが重要になってくるだろう。
持家の一戸建てや分譲マンションは、居住性はもちろん、省エネ性、快適性をとことん追求した商品が次々と発売されているのに、賃貸住宅はまるで〝蚊帳の外〟である。賃貸に住む人は、自然の光や風をうまく取り入れた住まいを求めていないのだろうか、高気密・高断熱でパッシブとアクティブ技術を駆使した心地よい暮らしをしたいとは思っていないのだろうか。
















