冷凍冷蔵倉庫が熱い 需給バランスを注視 商機到来にデベが相次ぎ参入 ニーズと仕様のマッチングが課題
住宅新報 2025年8月19日 号 1面

冷凍冷蔵食品市場が急速に拡大している。冷凍食品だけ見ても、日本冷凍食品協会によると24年は国内生産出荷額8006億円で、過去最高を記録した。
その理由を三菱地所物流施設事業部開発Ⅱユニットの吉田義彦専任部長は「共働きの増加による食の簡便化志向や、新型コロナの影響で家での食事回数が増えるなど、ライフスタイルが変化したことで、冷凍冷蔵食品の需要が急激に伸びた。技術の進歩でおいしい商品が増えている。ふるさと納税の返礼品や、各地のお取り寄せ商品にも冷凍冷蔵食品が多い」と説明する。
一方、「冷凍冷蔵倉庫はひっ迫し、供給不足に陥っている。既存の冷凍冷蔵倉庫は老朽化も進んでいる」(吉田部長)。1970年代に建てられたものは、建て替えの時期を迎えている。また既存倉庫の冷却機器の多くは特定フロンを使用しているが、モントリオール議定書を受けての規制強化により、30年までに特定フロンの全廃が決まっている。だが二酸化炭素やアンモニアといった自然冷媒や代替フロンを使用する冷却設備への改修は容易ではなく、対応できない倉庫は廃棄の可能性も。そこで「今後、脱フロンの基準を満たした倉庫が必要になってくる」(同)。















