自然に近い空間が集中力と知的生産性を高める ACALL・鹿島

ACALL(神戸市中央区)は、鹿島建設(東京都港区)が開発したオフィスの魅力を高める空間「そと部屋Ⓡ」を用いて、両社が共同で実施したオフィス環境から影響を受ける「働き手の生産性」などに関する実証実験の検証結果をまとめた。緑などの自然の要素を室内空間に取り込む「バイオフィリックデザイン」と光や音、風、香りなどの能動的な環境制御を融合させて五感に訴える「ウェルネス空間」が、集中力や知的生産性を向上させることが分かった。
40日間にわたった実証実験では、ACALLの水道橋オフィス(東京都千代田区)内に設置した「そと部屋Ⓡ」内で働き手が活動した際の生理面・心理面・知的生産性に関してバイタルデータ(自律神経活動)などを取得して定量的に評価した。また、「そと部屋Ⓡ」を設置した前後を比較して、実際に働いた人たちにアンケート調査した(イメージ図)。
アンケート調査の結果によると「そと部屋Ⓡ」の設置の前後で、集中しやすいとの回答者は、以下いずれも構成比で17パーセントから79パーセントに、知的生産性の高さは25パーセントから79パーセントにそれぞれ上昇した。疲労感に関しては33パーセントから14パーセントへ、ストレスは33パーセントから7パーセントへ、眠気は50パーセントから14パーセントへいずれも低減した。リフレッシュさは33パーセントから93パーセントに高まった。
更に、バイタルデータの測定で自律神経活動を見たところ、従来の執務空間に比べ、活動・緊張状態やストレス時に高まる交感神経が沈静化し、睡眠・休息時やリラックス時に働く副交感神経が活性化した。そのほかにも、モチベーションの向上やコミュニケーションの活性化、快適に感じた人は、いずれも全体の半数を超えており、心理的にも好影響した結果を得た。























