空間デザインでストレス軽減、空港保安検査場で実証実験 丹青社

商業施設等の内装・ディスプレイ事業大手の丹青社(東京都港区、小林統社長)は、日本空港ビルデング(東京都大田区)や熊本国際空港(熊本県上益城郡)などと連携し、空港の保安検査場における環境改善に向けた実証実験を開始した。3月23日に概要を公表した。
空港の保安検査は航空の安全確保に不可欠だが、保安検査場は混雑や待ち時間、検査に伴う緊張感などにより利用者の心理的負担が発生しやすく、検査員も高い集中力が求められる環境。そこで同社は、空港特性に合わせた空間演出や環境設計を通じ、旅客のストレス軽減と従業員の業務環境改善を検証する。具体的には、照明の光や風、音、香りなど五感を活用した環境要素と、空間評価基準「WELL認証」の考え方を取り入れた空間デザインを導入。旅客と検査員双方のウェルビーイング向上を目指す。
実証実験は、3月20日に熊本空港の国際線動線で開始。羽田空港では4月1日から6月30日まで第2ターミナル内で実施する。同社は同実証実験で得たデータを基に、空港における新たな空間モデルの具現化を進めるほか、空港に限らず、高いセキュリティーとホスピタリティーが求められる他分野施設への展開も目指す。
(写真) 羽田空港保安検査場のデザインイメージ(丹青社公表資料より抜粋)






















