「大工の仕事は後見て笑え」 松岡英雄 新住まいのことわざ(90)
住宅新報 2011年11月8日 号 16面
大工の仕事というのは、仕上がった当座には分からなくても、何年かたつうちに、その腕の良し悪しがあらわれてくるものだから、後になってから評価せよということ。そのため、瑕疵(かし)担保責任があり、アフターサービス期間なるものも定められている。
住まいづくりに関係のある職人さんの言葉を三つほど。『屋根葺き屋根を葺かず』は、屋根を葺く職人が、自分の家の屋根は雨が漏っても放っておくことをいう。『紺屋(こうや)の白袴(しろばかま)』と同じ。『左官(さかん)の垣根』は、壁塗り専門の左官が垣根作りという畑違いの仕事をしてもうまくできるはずがない、専門違いの仕事はうまくゆかぬことのたとえ。『植木屋の庭で気が多い』は、「木」を「気」にかけて、気が多いというしゃれ。
パナソニックは、85年から92年に販売した石油温風機に一酸化炭素中毒事故が発生する怖れがあると未だに回収を続けている。販売した15万台を全部回収することは困難であると思われるが、国内の全世帯に告知ハガキを送付するなどの対応をしている。企業の責任はどこまでかを考えさせられる。























