再生から確かな飛躍へ 復興へ期待を乗せるプロジェクト 「市場活性化への新たな道筋」
住宅新報 2012年1月3日 号 15面
○…全世界を震撼させた東日本大震災。自然の脅威をまざまざと見せつけられ、また、手には負えない原子力発電所事故の底知れない恐怖が現実として重くのしかかる。我々に与えられた最大の課題は、大震災の災禍からの復旧・復興である。地域社会としてどう立ち直ることができるか、また、経済活性化のための新しい枠組みを築き上げることができるのかどうか。真価が問われているのである。
○…壊滅的な打撃を受けた被災地も、各方面からの様々な支援と、自らの力が組み合わさってようやく復旧・復興への具体策が緒に着く。12年は動き出す年である。復興には恐らく5年、10年と長い時間がかかるだろうが、それは同時に経済・社会全体の復興、活性化への大きな期待を乗せたプロジェクトでもある。地域・産業振興に、まちと住宅づくり。ここまで大がかりな復旧・復興事業は、終戦直後、多くの都市が焦土と化して以来だが、可能性は無限大である。
○…計画から60年以上を経た都市計画道路の建設がいま東京都心で真っ盛りだ。環状2号線、別名「マッカーサー道路」。新橋と米国大使館近くの外堀通りを結ぶ約1.4キロ。3年後の開通を目指して突貫工事が続く。道路収用ではなく、地権者住宅や業務施設が確保できる再開発事業に切り換えて、計画は大きく前進した。発想の転換が、幻の道路を具体化させたのである。























