前田武志・国土交通大臣と政策を語る 第3回 森ビル会長・森稔氏②
住宅新報 2012年1月24日 号 2面
連載: いまこそ前を向いて進もう
前田大臣 そこで、国交省も政策の方針を切り換え、医職住の近接とか地域の集約を進めようとしているわけです。例えば、東北で復興を果たしても、10年経ったら「高齢化が進んで街がもたない」ではダメなのです。職を含めて、継続する街に、住んでいる人はその街で死ぬまでケアをしてもらえるようでないと。厚生労働省が「地域包括ケア」という政策を打ち出していますが、国交省としても、これからの住宅・街づくり政策はそれと連携してやろうと考えています。東京都はこれから高齢化が最も進むわけですから、大都市でもそうした考えが必要です。
■国際化のキーワード
森会長 今の時代、グローバル化は避けられないと思います。車や飛行機、建築物にしても、世界的に分業化が進んでいることのほかに、企業も「日本だけのマーケットでは狭い、アジアなら40億人もいる」と、市場を求めて否応なく世界に出ていくわけです。そこで問題になってくるのが、国際都市間競争の中でどこが世界の中心になるか。カネも知恵も情報も集まるグローバル企業のヘッドクォーターがどこに置かれるかということです。






















