列島 ホットなまち 一般財団法人日本不動産研究所(5) 奈良市・変わる三条通り 開放感あふれる空間に
住宅新報 2012年6月26日 号 28面
連載: 列島 ホットなまち
完成間近の都計道路
奈良市の中心市街地を東西に横切る三条通りは、太陽の道と呼ばれ、そのルーツは1300年前の奈良時代に遡る。JR奈良駅前から猿沢の池に至る約1キロは古くから代表的な商業地域であり、かつては旅館やみやげ物屋が立ち並び、今もその風情を残しているが、時代の変遷とともに変ぼうしつつある。
JR奈良駅前から猿沢の池を経て春日神社一の鳥居までの間は、戦前に都市計画道路として、幅員を8メートルから16メートルに拡幅することが計画決定されていたが、07年にJR奈良駅前からやすらぎの道までの約500メートルで事業が開始され、ようやく完成も間近になってきた。計画幅員は16メートルだが、東行き一方通行となっており、歩行者の安全性・快適性を確保するため、車道は4メートルとし、歩道と車道の境には車止めを設置して歩車道の段差を抑えたフラットな形状となっているほか、荷さばきのための駐車スペースの設置や景観に配慮した照明灯や植栽樹木が設置されて、以前と比べると開放感あふれる空間となっている。
























