サンク(仏語の5)の始まりは84年。生活デザインの草分けである故岡本敦氏のもとで、「建築設計+インテリア設計」の分野を確立しようと、同世代の女性5人で事務所を設立した。「これからは女性の時代」という師匠と、夫たちが背中を押した。事務所は世田谷から調布市を経て、89年に中野区に落ち着いた。
2年前、現在の中野通りに面した常設展示コーナーが設置できるビルの1階に越した。7月下旬には「おとぎの国の積み木ちゃん」展を開いた。また、昨年創刊した季刊情報誌「くらしのスタジオ」も四季を一巡した。念願だった情報発信への道具立ては整い、中身の充実に力が入る。4年前にサンク編著の書籍『住みやすさが続くマンションの間取り』(日本実業出版)が好評で、最近、台湾版も出たばかりた。
当初から女性・主婦目線でユーザーの立場に立った設計デザインを得意としているが、いつの間にか「定着した提案」もある。一つが対面式キッチン。「中高年夫婦2人だけの食生活の楽しさを考えて、普通の壁に向くキッチンを反転させて実現させた」が、その後、子育ての視点で導入され、商品開発が進んだ。























