仮設住宅の夏を応援 コミュニティ育成の効果も 実がなる緑のカーテン
住宅新報 2012年8月14日 号 16面

緑のカーテン応援団が昨年、宮城県の仮設住宅に設置した緑のカーテン。被災者の評判もいい
夏場のエコとして、すっかり定着したのが「緑のカーテン」。ゴーヤーやヘチマなど、つる性植物を窓のカーテン代わりに利用しながらガーデニング効果と実の収穫、更に冷房などの消費電力・エネルギーの節減効果を狙ったもの。地球温暖化対策として普及し始めたが、東日本大震災でその注目度が更に上がった。
被災地ではまだ仮設住宅暮らしの人も多く、その人たちの住居に緑のカーテンを設置する支援活動も活発に行われている。NPO法人緑のカーテン応援団(東京都板橋区、鈴木雄二代表)は、「仮設住宅×緑のカーテン」プロジェクトを展開。昨年度は宮城県、岩手県、福島県の仮設住宅を中心に延べ622人のボランティアに参加してもらい、1635戸に緑のカーテンを設置した。12年度は各自治体と仮設住宅入居者と一緒に、仮設住宅への設置支援活動や苗の提供などを行っている。震災後から今年7月までの設置・支援戸数実績は8185戸に伸びたが、これを1年後には3万戸まで増やすことを目標に展開していく。
昨年、設置した宮城県名取市の仮設住宅入居者は、緑のカーテンの役割・効果として次の4つを挙げている。(1)温熱環境の改善(体感温度が下がり、エアコンも効きやすくなる)、(2)緑のある暮らし(緑には人の心を癒す力がある)、(3)コミュニティ育成(作り方や水やりの手伝いなど、共通の話題で人のつながりが生まれる)、(4)プライバシーの保護(隠しとなり、安心して暮らせる)。























