新住まいの「ことわざ」<144> 鬼瓦にも化粧 松岡英雄
住宅新報 2012年12月4日 号 16面
連載: 新住まいの「ことわざ」
建設省OBの内藤勲さんは、スーツにネクタイという服装なのに、スウェーデン・ヴィゲーンズ社のアポロキャップ(野球帽にそっくり)をかぶっていたりする。妙な組み合わせだが、これがなかなか格好いい。
鳥打帽(ハンチング)が似合ったのは6月に亡くなった俳優の地井武男さん、ベレー帽は鉄腕アトムの手塚治虫さん、ドラえもんの藤子・F・不二雄さんだった。
小津安二郎監督の松竹映画に出てくる佐分利信や佐野周二は中折れ帽(ソフト帽)がよく似合っていた。あれはあの時代を生きる男たちのたしなみだったに違いない。機長や船長の制帽も素敵である。近頃、早稲田の角帽、慶応の丸帽をすっかり見かけなくなってしまったのはちょっと寂しい。























