変わる住宅・不動産業界 「スマート」を追い求めて(4) HEMSで省エネ 見える化から制御、応答へ 補助や認定住宅要件に 政府
住宅新報 2013年1月8日 号 17面

HEMSの市場規模推移と予測
HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を普及させる動きが加速している。経済産業省は、12年4月からHEMS機器の設置に対して、一律10万円の補助を開始。また、同12月にスタートした認定低炭素住宅の認定選択要件の1つに、HEMSの設置が盛り込まれている。民間調査機関の矢野経済研究所は、HEMS市場が20年度に10年度比74倍の260億円になると予想している(下図)。東日本大震災後、エネルギー需給のひっ迫が叫ばれる中、家庭での省エネを促すシステムとして期待されるその機器が持つ機能とは何か、また求められる具体的な役割は何か、振り返る。
HEMSとは何か。現状、明確な定義付けは見当たらない。ただ、同機器提供事業者にとって、1つの指標になっているものがある。経産省が進めている補助事業の要件だ。これを踏まえると、HEMSに求められる機能が見えてくる。「見える化」と「制御」だ。
見える化は、住宅内に設置された太陽光や各家電などのエネルギー発電・使用量を機器単位、時間単位などで表示できるもの。これによって、居住者の省エネ行動が喚起されることが期待されている。






















