新住まいの「ことわざ」<154> 年寄りは家の宝 松岡英雄
住宅新報 2013年2月19日 号 12面
連載: 新住まいの「ことわざ」
祖父母が孫1人につき1500万円まで教育資金として贈与しても無税にしようという。老人は金を使わないから、そうでもして金を引き出そうということらしい。サラリーマンが汗水垂らして蓄えた老後の資金が一体いくらあると考えているのだろうか。貧乏人に関係の無い優遇策を、景気回復、デフレ脱却の御旗の元に臆面もなく打ち出してくる自民党は、昔とちっとも変わっていない。
急須を知らない、使えない子供が増えているという。ペットボトルのお茶を飲んでいるのだから当然であるが、日本人としてちょっと寂しい。親もいくら忙しいからといってお茶を淹(い)れる手間や時間まで惜しんではいけない。せっかくの日本文化を後世に継承していってもらいたい。
鯵や鰯という漢字が書けなくても、アジとイワシの区別ぐらいできる子供に育てるのが親の務めである。ファミレスの食事ばかりでは子供のためにならない。























