この春、住宅や生活にかかわるサービスを網羅したブランドとして『住まいの情報モール』を立ち上げた。既存の仲介店舗14店のうち、現時点で2店をモール仕様に刷新。各部署が展開する事業を一気通貫で提供できるよう体制を整えた。
76年に売買仲介を主力として創業し、後に関連会社の合併を経て現在の社名・組織形態に落ち着いた。この間、新築住宅の設計・施工やリフォーム分野にも進出。ただ、事業領域をそれ以上広げる考えはなく、平成バブルの頃も「外食産業への参入などいろんな誘いがあった」が、すべて断った。『住宅』という軸へのこだわりがあったからだ。「踏むべき時に、ブレーキを踏まないといけない」
アクセルの合図が聞こえてきたのは5年ほど前。生まれ育った横須賀では高齢化が進み、来店客から施設選びや相続について相談されることが多くなった。これを受け、セミナーや施設見学会を開催するようになり、シニアサロンを2カ所に出店。高齢者対応と両輪で「若い世代が働きやすい環境が必要」と考え、保育園や幼児教室の運営も始めた。根底には、不動産会社として地域密着を標榜する以上〝街の声〟を最優先すべき、という考えがある。
























