列島 ホットなまち 一般財団法人日本不動産研究所 □□47 秋田県・伝統商家の街並みを残す横手市増田町 景観より「内蔵」に注目
住宅新報 2013年4月30日 号 12面
連載: 列島 ホットなまち
敷地の奥にひっそりと
秋田県内で近年、観光資源として注目を集めているのが横手市増田町の「中七日町通り」である。旧街道筋に、間口が狭く、奥行が100メートル余もある短冊状の地割りが並び、江戸時代から明治、大正、昭和初期にかけて栄えた商家の街並みが現存している。
実は本当の魅力は街道側からの景観ではなく、敷地の奥にひっそりと建つ内蔵(ウチグラ)にある。内蔵とは、土蔵を鞘(サヤ)と呼ばれる上屋で覆った構造で、家財を雪害から守るための知恵である。雪国に多く見られるが、増田が特に注目を集めるのは、約400メートルの通り沿いに、確認されているだけで45の内蔵が集まっていることだ。これほど集中しているのは全国的にも大変珍しいという。
























