新住まいの「ことわざ」<168> 女房と鍋釜は古いほど良い 松岡英雄
住宅新報 2013年5月28日 号 18面
連載: 新住まいの「ことわざ」
あなたは他人との会話の中で自分の奥さんのことをどんなふうに呼んでいますか。
妻、家内、女房、かみさん、ワイフ、つれあい、山の神、妻(さい)などなど。話している相手によっても使い分けなければならないからやっかいである。したがって、私は極力奥さんの話題はしないようにしている。自分の口から「かみさん」というのがなんとなく気恥ずかしい。どうしても文章に書くときは、「家内」と表現している。
作家は随筆の中で妻のことをなんと書いているのか。川端康成は「家人」、立原正秋も「家人」、山本周五郎は「妻」、山口瞳も「妻」、池波正太郎は「家内」、藤沢周平も「家内」。傾向があるように見えなくもない。






















