中古マンション 仙台で価格上昇続く 品薄市場に一般需要顕在化
住宅新報 2013年7月30日 号 1面
仙台市内で流通する中古マンション価格の上昇が続いている。東京カンテイの調査によると、13年第1四半期の平均坪単価は76.6万円。東日本大震災のあった2年前の同時期に比べて、3割上昇した。直近の6月は82.6万円にも上る。震災で家を失くした人などの震災関連需要で販売在庫が薄くなった市場に、13年以降、震災後の落ち着きから買い求めようという一般の一次取得者需要が顕在化し始めていることが背景にあるようだ。需要が供給を上回っている状況で、市内の仲介業者からは、「価格面で売手が強気になっている」や「仲介する物件がなくて厳しい事業環境だ」といった声が聞かれる。一方、新築マンションも中古と同様に品薄感がある。需要は多いため、ディベロッパーは供給しようと検討を進めているが、建築費の高騰に頭を悩ませている。
56.5万円→64.3万円→76.6万円。11年以降の第1四半期における中古マンション平均坪単価の推移だ。それ以前、09~10年は、56万~58万円程度で推移していたことから、「震災を境にトレンドが明確に変化している様子を確認することができる」(東京カンテイ)。
この上昇トレンドの最大の要因は、東日本大震災後の震災関連需要だ。家を失くした人や、住宅が被害を受けたことを契機に住み替える人などの需要が集中したことで一気に在庫不足になった。三井のリハウス仙台店の元木稔店長は、「ライフラインが復旧した震災後1カ月くらいから需要が集まって、物件があっという間になくなった」と説明する。仙台市の複数の仲介業者の話を総合すると、こうした震災関連需要は震災後1~1年半ほど目立っていたようだ。その後、2年以上経過した現在は、一定程度落ち着きを見せているという。
























