新住まいの「ことわざ」<177> 夏座敷と鰈とは縁端が良い 松岡英雄
住宅新報 2013年7月30日 号 14面
連載: 新住まいの「ことわざ」
母方のただ一人の叔父さんが結婚して間もない夏休み、新居に遊びに行ったことがあった。小学3年生のころである。ちょうどお嫁さんの弟(私と同じくらいの年齢だった)も来ていて、一緒に海水浴にお嫁さんが連れていってくれた。
海水浴場でお昼にオムレツを食べた。「ご飯はいらないの?」と聞かれて「いりません」と答えた。オムライスと間違えて注文したことを気づかれたくない、ちょっとひねくれた子供だった。
そんなことまで記憶に残っている。三重県四日市市の霞ヶ浦海水浴場という名前まで覚えている。お嫁さんがそれからしばらくして実家に帰ったと聞かされたとき、なぜか悲しい気持ちになった。






















