新住まいの「ことわざ」<191> 店を仕舞う 松岡英雄
住宅新報 2013年11月12日 号 14面
連載: 新住まいの「ことわざ」
朝日新聞水曜朝刊に「CM天気図」を連載していた天野祐吉さんの訃報は突然だったので驚いた。書き溜めをしない人だったらしくコラムは予告なく終わってしまった。連載1132回というからすごい。あの軽妙な文章にお目にかかれなくなってしまったのはちょっと寂しい。
何事も続けるということはたいへんなことである。プロ野球の連続試合出場記録は、衣笠祥雄さんの2215試合、2番目の金本知憲さんが1766試合だから、衣笠さんの記録の偉大さがわかる。大相撲の幕内連続出場はハワイ出身の高見山関の1231回、怪我をしないことも実力である。
連載の長さではもっとすごい人がいた。「トリスを飲んでハワイへ行こう」のコピーが記憶に残る直木賞作家の山口瞳さんは、週刊新潮に「男性自身」というシリーズのエッセイを1614回、31年9カ月、亡くなる直前まで一度の休載もなく書き綴っていた。書き続けた山口さんもすごいが、連載した出版社も大したものである。






















