全国住まい・地元 再発見 一般財団法人日本不動産研究所 (35) 山梨県・甲斐善光寺について 戦国期の歴史ロマン映す
住宅新報 2014年2月4日 号 12面
連載: 全国 住まい・地元 再発見
甲斐善光寺の起源
善光寺といえば、「牛に引かれて善光寺参り」で有名な信州善光寺を思い浮かべる人が多いと思うが、山梨県にも甲斐善光寺がある。
なぜ、山梨県に善光寺があるのか? きっかけは、武田信玄と上杉謙信の戦いで有名な「川中島の合戦」である。合戦は1553~1564年の11年間に5度行われた。1555年の第二次合戦で上杉謙信が善光寺裏の城山に布陣したことから、武田信玄は善光寺が戦禍に巻き込まれることを恐れ、善光寺の本尊如来像をはじめ仏像、仏具のすべてを佐久郡(長野県)に移す。その後も合戦が続いたため、1558年に本尊、仏像、仏具をはじめ善光寺大本願第三十七世智冠鏡空上人から僧徒すべてを甲府に移し、甲斐善光寺を建立した。これが、甲斐善光寺の始まりである。























